小さい子供を相手にがむしゃらに育児をしてきて、ようやく少し手が離れるようになってくると、「社会復帰したい」「家計のために外で働きたい」と思うアラフォー世代の主婦の方が多いようですね。
私自身、結婚していた専業主婦時代は、毎日のようにこんなことを思っていました。
しかしこんな場合、不安要素としてひとつあるのがブランク。
数年間社会に出ていなかったマイナス要素を埋めるために、まず思い浮かぶのが資格の取得です。
家事育児と両立しながら勉強できて、就職にも有利になって、なおかつ将来のためにもなるような、そんなイイトコどりの資格ってあるのか!?
世の中ごまんとある資格の中で、こんな条件に当てはまりそうなものを調べてみると、ちょっとした「気付き」を得ることができました。
詳しくお話していきますね。
この記事に書かれていること
アラフォー主婦が求めている資格には2つのタイプがある
資格取得について書かれているネットの掲示板や、某通信講座のサイトなどをいくつか見ていくうちに、
これから社会復帰のために資格を取りたいと思っているアラフォー主婦の方には、ニュアンスの違う2つのタイプがあることが分かりました。
①家事育児と両立させたいから、手っ取り早く取れる資格がいいタイプ。
(就職自体も土日休みや残業ナシなど、家庭を優先しやすい職種がいい)
②将来独立も視野に入れてバリバリ働くため、専門性の高い資格がいいタイプ。
(家庭のことはもちろん大切だが、安定した収入を得ることも同じくらい重要だと思っている)
①と②のタイプを比べてどうのこうの言うつもりはありませんが、ちょっとニーズが違うのでそれぞれに合った資格を選ぶ必要があると思うんですね。
なので、タイプ別にこんな資格がいいんじゃないかな~というのをまとめてみました。
①家事育児と仕事を両立させ、家庭を優先しやすい職業についての資格
★医療事務
病院の受付の事務のお仕事ですね。
短時間勤務が選べたり、産休後の復帰がスムーズだったりするので、家庭とのバランスは比較的とりやすい職業の資格です。
★調剤薬局事務
こちらは薬局で受付をするための資格。
薬剤師のサポート的役割です。
勤務時間が規則的なので、家庭のスケジュールと合わせやすい傾向があります。
★介護事務
その名の通り、介護にまつわる事務の資格です。
介護保険の知識と保険料の自己負担分の計算が身につきます。
介護そのものの実務経験がなくても働けるようです。
★看護助手
病院にて看護師のサポートをする仕事の資格です。採血などの医療行為はせずに、患者さんのお世話や、ベッド周りの片づけなどが主な仕事。
最短で3か月ほどで資格がとれるというのも忙しい主婦にとっては魅力です。
②バリバリ働いて家族に還元したい!専門性の高い資格
★保育士
今までの育児の経験がそのまま活かせる資格。
近年は保育士不足の地域が多いため、即戦力になる可能性が高いです。
★社会保険労務士
人事や労働保険、年金のことなど、「働く」に関わる制度のアドバイザーの資格です。
複雑な国の制度を理解する必要がありますが、将来独立することも可能です。
★登録販売者
ドラッグストア等にて医薬品を販売できる資格です。
この資格を持っていると、第二類・第三類の薬を扱うことができるようになります。
お給料の面においても優遇されるケースがあります。
★行政書士
行政に提出する様々な書類を、代行して作るための資格です。
数千種類の書類を扱えるようになるため、難易度が高めです。
しかし、一旦とってしまえば一生ものの資格になるため、将来独立して自宅で仕事ができるケースもあります。
こうして見ていくと、世の中様々な資格がありますね!
資格をもっていることで、履歴書に「ハク」がつき、応募先の企業にも認めてもらえる・・・。
その確率は無きにしもあらずだと思います。(実際問題、そのスキルが現場で使えないと意味がないですが)
資格をとることで自分のスキルが上がる→就職に繋がりやすくなる
この構図はずいぶんと昔から定番とされていますね。
「働くためには就職をする」
小学生でも簡単に連想できることですが、私にはちょっと違った考えがあるのです。
気になりますか?気になりますよね。笑
それでは次の章で詳しくご説明します。
自分のスキルを使って「自ら稼ぐ」という選択
かつて無職のシングルマザーだった私ですが、今では自宅で「ブログ」を書いて収入を得て、生計を立てています。(注:シングルマザーなことは今でも変わりないです 笑)
私が選んだ選択は、「雇われる」というカタチではなく「自ら稼ぐ」というカタチ。
言い換えると、「時間を誰かに管理される生活」ではなく、
「時間の使い方を自らコントロールする」という生活です。
- 子供と過ごす時間を自分でコントロールする
- 仕事に充てる時間を自分でコントロールする
- 収入の額を自分でコントロールする
このスタイルについては様々な意見があると思うので、「この働き方が絶対おすすめ!!」みたいな軽々しいことは言いません。自己管理能力が問われるスタイルですからね。
しかし個人的には、
子供を遅くまで園や学童に預けっぱなしにすることもなく、
好きな時にお休みやリフレッシュする時間を作ることができ、
面倒な人間関係とも無縁で、
自分の頑張り次第で収入をどんどん増やしていけるこの働き方に、
とても充実感を覚えています。
資格をとることは、確かに就職に近づく一歩になるかもしれません。
しかし、結局「雇われる」ということは、誰かに自分の時間を捧げることになり、その分自由度はなくなっていきます。
資格があろうがなかろうが、
「8時~17時で、月給は〇〇円以上で、土日が休みのところは~・・・」
というところに戻ってくるのです。
資格をとることは、自分のスキルアップになります。自分の中に新しい情報や能力がインプットされ、強みになります。
その得た「強み」を、雇う側に捧げるのではなく、自ら発信してお金に換える。
そんなやり方が、世の中にはあります。
そんな選択肢があるんだ!という気付きを、これを読んでいるあなたに持ってもらえたら私はとても嬉しいです。