こんにちは。在宅ブログワークで2人の子供を育てる、シングルマザーブロガーのささえみです。
今回は、「友達の幸せそうなSNSの投稿を見るのが、なんだか精神的に疲れてきたわ・・・という時の究極の対策法」について、お話していきます。
FacebookにTwitter、LINE、Instagramなどなど、巷にはいろんなSNSが溢れていますよね!移動中に、昼休みに、気が付いたら見ている・・・という人もかなりの数がいるはず。
SNSは、人が自由に情報を発信し、それに対してコミュニケーションをとって楽しむツールです。なので、見ている時間が長ければ長いほど、他人が発信した情報に触れていくことになります。
そんな、他人が発信した情報に触れ続けてきた人が、最近悩みだしたことがこちら↓
これはとある新聞記事の一部です。SNS見て、精神揺さぶられている人結構いるのね・・・。
「同級生のあの子のほうが、甲斐性のあるダンナにいろいろ買ってもらえてて幸せそう」
「あいつ、また旅行してる。私はここ数年、県外すらも出ていない」
「なんで同じ子育て世代どうしなのに、あの人の方が身なりがキレイなの?」
SNSに投稿される友達の楽しそうな様子を見て、イライラ、モヤモヤ・・・。そんな風に、人を妬んでいる自分に気付いて自己嫌悪。
大丈夫。それ、『当たり前』ですから。
さっ!続きをどうぞ↓↓
この記事に書かれていること
「満たされないから人である」ということ
人と自分を比べて、自分が劣っていると感じてイライラしたり、満たされない気持ちになったりするのは、ある意味生理現象みたいなもんです。
水をいっぱい飲んだからトイレ行きたい!!ってなるのと一緒。
人間心理学でよく出てくるお話で「マズローの5段階欲求」というものがあります。アメリカのマズローさん(心理学者)が説いた、「人間が本能的に持っている欲」のことです。
他人の幸せそうなSNSの投稿を見て疲れるのは、それを見たことで本能的欲求が高まるから。
だから、そういう「現象」なんだって理解しちゃえば、冷静になるんですよね。
さて、マズローの5段階欲求を詳しく説明すると、こんな感じになります。↓
①生理的欲求(物理的欲求)
生きていく上で基本的な欲求。「生き残りたい」「おいしいものをお腹いっぱい食べたい」「快適な睡眠で疲れを癒したい」など。
②安全の欲求(物理的欲求)
命が脅かされないように、安全を求める欲求。「快適に暮らしたい」「危険を避けたい」「痛みを逃れたい」「恐怖を味わいたくない」など。
③所属と愛の欲求(精神的欲求)
自分が特定のコミュニティの一員だと感じたい欲求。「流行に遅れたくない」「みんなと同じ行動をして安心したい」「他人に嫌われたくない」など。
④承認欲求(精神的欲求)
認められたいと感じる欲求。「他人から注目されたい」「他人に劣りたくない」「社会的に認められたい」「尊敬されたい」など。
⑤自己実現の欲求(精神的欲求)
①~④の欲求が全て満たされてもなお、各々が持っている「理想の姿」になりたいと感じる欲求。
こんな欲求を「本能的に持っているのが人」です。基本的に、どこまでも欲求があって満たされないのが人のシステムなんですね。
だから、友達の幸せそうなSNSの投稿を見て、
「同級生のあの子のほうが、甲斐性のあるダンナにいろいろ買ってもらえてて幸せそう」
「あいつ、また旅行してる。私はここ数年、県外すらも出ていない」
「なんで同じ子育て世代どうしなのに、あの人の方が身なりがキレイなの?」
って思うのは、ごくごく自然な流れ。そうやって感じるのが当たり前です。システムなんだから。
友達の幸せそうなSNSの投稿を見て、なんか疲れた・・・と感じた時は、「そういうシステム~♪」と歌えばいいんです。
自分自身を俯瞰で(幽体離脱したように上から)見て、こういう情報に触れてこういう欲求がかき立てられたから、今こんな気持ちになっていると「現象」でとらえる。
これが、究極の対策法。
他人のSNSを見て心を揺さぶられたときがチャンス
友達のSNS投稿からは、まばゆい光があふれ出てるけど、それに比べて今の私は闇・・・!
実は、そう感じた時こそが『チャンス』だと私は思っています。
なぜなら、自分ですでに分かっちゃってるから。「自分に足りてないもの」が。
「あの子はいつもSNSでニコニコした写真ばっかり上げてて妬ましい」
そう思ったなら、今のあなたは、笑顔になれるような精神的余裕がないから、それが欲しいってことだし、
「あの人はしょっちゅう海外に遊びに行っていてうらやましい」
そう思ったなら、今のあなたは、自由気ままに暮らせる金銭的余裕と時間的余裕がないから、それが欲しいってことですよね。
そこまで自分の求めているものがハッキリ分かったのであれば、手に入れるために行動をすればいいじゃんってハナシなんです。
もしかしたら、笑顔のSNS投稿が印象的な友達に「何でそんなにいつもニコニコしてるの?」って直接聞いてみたら、「最近瞑想を始めたら気持ちがスッキリするようになったんだよね。今度一緒にやろうよ」と返ってくるかもしれないし、
しょっちゅう旅行に行っている友達に「何でそんなに頻繁に旅行できるの?」って直接聞いてみたら、「実は友達が旅行関係の会社に勤めてて、格安でチケットが取れるんだよね。今度紹介するよ」と返ってくるかもしれない。
そんなうまい話が~・・・と思うかもしれませんが、確率はゼロじゃない。
むしろ何もせずして、ただ他人のSNS投稿を妬んで消耗している方が、ゼロですよ。
いっそのことSNSを辞めるというのもひとつの行動ですけど、人里離れた山にこもって暮らしでもしない限り、またどこかで他人がまぶしく感じて欲求が刺激されるタイミングはやってきます。
私にはアレが足りないと自覚したのならば、素直になって、手に入れるためにさっさと動き出した方があとあと楽です。
素直になって。
大事なことなのでもう一回書きました。
ちっせぇプライドなんて、いらないんですよ。
「こんなこと人に聞いたら恥だ」とか、「満たされてない人間だと思われたらイヤだ」とか、そんな謎のプライドを足かせにしていると、動き出せませんからね。
自分にはない充実感を持っている人がいたら、直接聞けばいい。「なんでそんなに充実してるの?」って。
そこで返ってきた答えをどう生かすかはあなた次第ですけど、必ず何かのヒントにはなるはずですから。
まとめ
友達の幸せそうなSNSの投稿を見るのが、なんだか精神的に疲れてきたわ・・・という時の究極の対策法
- 「他人に劣りたくない」と思うのは、人間である以上当たり前だと自覚する(そういうシステムだと自覚する)
- 妬ましい、うらやましいと感じたことこそが、自分に足りてなくて求めているものだと「気づいたこと」を「チャンス」だと思う
- 素直になって、求めるものを手に入れるために行動する
心理学者でも何でもない私がここまでエラそうに書けるのは、私自身が体験したからなんですね。
3年前。
無職の状態で離婚してシングルマザーになって、ロクに資格も持っていなくて職探しも難航していて、もうホントに人生終わったな・・・って思っていたとき。
SNSの投稿でまばゆい充実感オーラを放つ人に、「何でそんなにいつも幸せそうなんですか?何やってるんですか?」って聞いたことから、今の「在宅ブログワーカー」としての歴史が始まりました。
「世の中、外に出て働くだけが道じゃないよ。在宅でブログ書いて収入を得ることだってできるんだよ」と、『新しい選択肢』を教えてもらったんです。
あの時もし、「けっ!嬉しそうに旅行の写真載せやがって!気に入らねぇ!」とか、「はいはい、リア充アピールもうゴチでーす」ってスレた見方しかできなかったとしたら、きっとその人に聞いていなかっただろうし、『新しい選択肢』は知らないままでした。
成人式が終わったら、もういっちょ前の大人!なんて勘違いしたら損です。
その勘違いをちっさいプライドに変えて、自分自身をガチガチに固めていたら、もっと損です。
世の中、大人になっても知らないことなんて山ほどあるし、選べる選択肢も山ほどあります。
他人のSNSを見て精神的に疲れた・・・と思ったときは、自分自身の知ってる世界を広げるためのチャンスが来ているときですよ。