こんにちは。在宅ブログワークで2人の子どもを育てる、シングルマザーブロガーのささえみです。
突然ですがあなたのお子さん、YouTube見すぎじゃない?って思うことありませんか?
うちの子供2人は、もれなくどっぷりYouTubeにハマっております。
まばたきの回数を減らすくらいじーっと集中して見ている姿を見てると、正直、制限かけたいですよね。時間的にも内容的にも。(たまにいかがわしいの見てますからね~)
ですが、楽しんでいることも分かるので、無理やり取り上げてがっかりさせるのもなんだかなぁ・・・と思ったりして。
そこで、子供になるべくストレスを与えないやり方でYouTube視聴を制限できないものか?いろいろ方法を調べて実践してみました。
見せたくない動画をしれっとフィルタリングできる「制限モード」の使い方
YouTubeには、子供にとって不適切な動画をフィルタリングできる「制限モード」という機能があります。
制限モードをオンにすると、「これはアカン!!」という内容の動画は自動的に見られなくするという仕組みです。(時間制限ではなくて、内容制限です。)
ではでは、そんな制限モードはどのようにして設定するかというと・・・↓
①子供がYouTubeを見るデバイス(スマホ・タブレット・PCなど)でYouTubeにログインします。※スマホ画面で説明します。
そして、アカウントの丸い画像をタップ。
②アカウントの画面に切り替わったら「設定」をタップします。
③次の画面で「制限付きモードフィルタ」をタップします。
④フィルタを「強」に変えて戻ればOK!
パソコンの画面でも説明しておきます。↓
①YouTubeにログインした状態で、アカウントの丸い画像をクリック。するとメニューがあらわれますので、下の方の「制限付きモード:オフ」をクリックしましょう。
②制限モードをオンにするボタンがあらわれます。オンにしたら自動的に元の画面に戻ります。これでOK!
子供がいない間にしれっと設定しておけば、いかがわしいあんな動画や、目を背けたくなるこんな動画の多くは、フィルターにかけられお目見えしなくなります。(ただし、100%制限されるわけではありません。)
実際にどれくらいフィルターにかけられるのか?実験してみました。
うちの子供がよく検索する「恐竜」というキーワードで動画を探してみると・・・
◆制限モードオフの時→604,000件のヒット
◆制限モードオンの時→185,000件のヒット!!
なんと!ヒットする動画数が1/3以下に!どんだけ不適切動画判定されてるんだ・・・。
100%制限されなくとも、ある程度の効果がありそうです。
ここで紹介している制限モードは、使っているデバイスごとに設定が必要です。つまり、子供がスマホでもタブレットでもYouTubeを見る場合には、両方で同じ設定をする必要がある・・・ということです。
子供のYouTube視聴時間を制限するには?
子供がYouTubeを見るうえで、もう一つ気になるのが視聴時間ですよね。
「どんだけ長い時間見てんねん!!」ってツッコミたくなった親御さんも多いと思います。
映像をボケーっとただ見ている状態が続くと、子供の言語的知能が低くなる・・・なんて結果も東北大学の調査で出てるくらいですから、やはり視聴時間には制限をかけたいもの。
私自身は、YouTube視聴時間の制限には2通りのやり方があると思っています。
- 1日〇時間というように時間単位で強制的に制限をかける
- 子供が自ら制限をかけられるように誘導する
親がラクなのは圧倒的に1ですね。1日〇時間って決めたら、その時間が来たら強制的に取り上げるか、時間制限できるアプリを使ってシャットアウトしてしまえばいいですから。
ただ、このやり方だと子供がストレス溜まっちゃいます。大人だって、楽しみに見ているドラマの途中で、どうでもいい緊急ニュースとか入って中断されたら「うそーん・・・」ってなるじゃないですか。
そして、強制的に時間制限することばかりしていると、結局のところ、子供が自分で制限する能力が身に付かない気がするんですよね。
なので、子供が自らYouTubeの視聴時間を制限できるように導いていくことを、親として日々意識してやっていかないとな、と思います。
ちなみに私がよくやるのは、YouTube見ている子供をちょくちょく観察して、
「その動画が終わったらスマホをシゴトで使いたいから返して」とか、
「スマホのパワー(電池)が少なくなると壊れやすくなる(次から見られなくなる)から、それまでに返して」みたいに、
キリのいいタイミングで視聴をやめるように促すか、長時間見ているとデメリットがあるよと知らせて視聴をやめてもらうことです。
10回言って7回くらいは、これで視聴をやめてくれますね。
あとの3回は好きなだけ見させておいて、「目が疲れた」とか言い出したのを見て「ほらな、だからやめとけと言っただろうに(ニヤリ)」みたいなやりとりをします。笑
スマホとかタブレットとか見続けるのって、地味に疲れますからね。実際に体験して学びなさいよってスタイルです。
「ゆるすぎる」と思われる方もいるかもしれませんが、私自身は時間をかけて子供の自制心を養っていけばいいかなと思っているので、こんな感じです。参考になればどうぞ試してみてください。
YouTubeから得られる「学び」は制限してはいけない
学校などではYouTubeってかなり敵視されています。勉強のジャマ!アタマ悪くなる!犯罪につながるきっかけ!!みたいに。
確かに、ただボーっと眺めてるだけなら脳ミソには悪影響ですから、良くはないですよね。
しかし「何で?」っていう視点でYouTubeを視聴してみると、相当「学び」が得られるんですよ。実は。
例えば、「何でYouTubeの動画の前にはCMが流れるんだろう?」と子供が疑問を持てば、
「毎日多くの人が見るYouTubeの中でCMを流せば、その商品が知れ渡ってたくさん売れるから」
つまり、『商売の基本は、商品を人に知ってもらうこと』という学びが得られますよね。
他にも、「何でYouTubeでおもちゃを紹介してる人がいるの?」という疑問を持てば、
「おもちゃを売りたい会社が、人気のあるYouTuberにお願いして代わりに宣伝してもらっている」
つまり、『タイアップという手法がある』という学びになります。
さらに、「何でこのYouTuberは、動画でバカみたいなことやってるの?」という疑問を持てば、
「人間には”認められたい”という欲求があって、このYouTuberはそれを満たすためにやっている」
「人間には”変わったもの(怖いもの)を見たい”という欲求があって、このYouTuberはそれを分かってやっている」
こんな感じで、『人がもともと備え持つ心理的特徴』を学べます。
※このケースに関しては、YouTubeで広告収入を上げるという手法があることも学べます。(真似はするなよ!とは言いたいですが)
ボーっと眺めているか?「何で?」という視点を通して見ているか?それだけで得られる情報量(=学び)は天と地ほどの差になります。
「子供のアタマを良くしたい!」って思うなら、机に向かう座学だけに集中させるんじゃなくて、こういった身の回りのモノからいかに情報を読み取れるか?という練習も必要です。
大人になって実際社会に出てみたら、「やってみて感覚を掴め」とか「察して自分で考えろ」とか「クリエイティブなアイデアを出せ」みたいなことばかりでしょ?
まわりを飛び交う情報をいかにキャッチして、どれだけ自分に肉付けしていくかって、相当重要なスキルです。
ただし、子供だけでここまでの学びを導き出すのはなかなか難しいと思います。親も「何で?」の視点でYouTubeを見て、子供と一緒に学びを得ていくスタイルならば可能です。
学校では敵視されているYouTubeですが、使いようによっては学びのツールにもなる!
アタマ柔らかくして、子供と一緒に学んでいきたいですよね。
子供と一緒にYouTube見て、親が逐一「何でこの動画は~・・・?」と子供に質問しまくったら、逆に見るのやめてくれそうですけどね!笑
まとめ
ギリギリな内容の動画を見ちゃう・・・!やたらダラダラ長時間見ちゃう・・・!
YouTubeと子供の付き合い方に、悩む親御さんはたくさんいるはずです。
動画の内容に制限をかけたいなら、YouTubeの「制限モード」を使うのが手軽でおすすめです。
視聴時間に制限をかけたいなら、
- アプリなどを使って時間単位で強制的にやめさせるか
- ちょっと遠回りですが、子供が自ら制限できるように導いていくか
お好きなほうをどうぞ。
とは言え、もはやYouTubeは生活に根付いちゃっているツールです。
ひたすら避けさせるのではなく、うまく使って学びを得られないか考えてみた方が、メリットは大きいのではないでしょうか。